和菓子屋初心者、海外に挑戦中

生粋のIT屋さんが、中国で働くお話です。 しかも、IT屋さんから和菓子屋さんへのジョブチェンジもしてしまったから、さぁ大変。日々の奮闘をまとめていきます。 ブログについてのお問い合わせは、こちらまで。 https://www.facebook.com/katsuya.ishii

台湾

上海のスイーツ事情

上海のスイーツ事情について、ちょっと書きたいと思います。

上海はテイクアウト型スイーツのお店といえば、最も強いのはドリンク屋さん。
cocoとかhappylemonのような台湾系、多佐茶飲のような香港系が2強。
nana's green tea やドリンク系ではないがたい焼きのたい夢などがプレーヤーとして存在する。
勢力図的には、台湾>>>香港>>>日系という感じだろうか。


ドリンク屋さんの競争は激しい。
ハッピーレモンは、ご覧のようにキャラクターで差別化を測った。
ネタ元はペコちゃんだと言われているらしい。

それに対して、多佐茶飲はマリオを使って差別化を図ろうとした。
残念ながら名前が中国的で読めないが、ワンピースのキャラクターを使って差別化を図ろうとしていチェーンもある。中国はコピーの国だというが、戦略までコピーをしてくるらしい。


このドリンク系というのは、非常に安い。ハッピーレモンで、10~20元(150~300円)くらいの値段で提供している。スターバックスの半分程度の値段だ。当然、同じ商品をだしていれば原価率は高くなってしまう。価格を下げるために、彼らは甘みを加えたホイップ生クリームに、フレーバーをトッピングする。

カクテルがわかる人であれば、ホイップ生クリームにピールをすることで、風味を残すことが出来るという仕組みをすることで、フレーバーをたくさん使わないで済むという手法を使っている。その手のドリンクは非常に安く、7元以下だったりする。 この手法は、上海で大ブームでほとんどのドリンクチェーンで使われている。
 
 
 基本的に、日本と中国というのは、料理的にも近く、あずきは普通に使う。その為、スイーツではあまり差がみられない。

僕らの戦略 は、はっきりしている。お店に、フランス帰りのパティシエを採用しているので、洋と和を融合させたフュージョン和スイーツで勝負を仕掛けようと思っている。


中国のドリンク系の店舗はキャッチアップが早いので、何をするか、まだ見せられないですが、ブレンドの妙で戦いを挑もうと思う。


中国と台湾は別の国

中華圏の地域、国というのは非常にわかりにくい。

香港・マカオ・中国・台湾。
なかなかその違いがわかりにくい。

香港、マカオ、中国は、現在は同じくに。
しかし、中国と台湾は別の国。


ビジネスとしてみた考えた場合、台湾の人口は2,300万人。
これは、日本では首都圏の人口が2,100万人のため、関東くらいの人口しかないことになります。
中国は、13億人とも20億人とも言われており、台湾の100倍のマーケットがあります。



しかし、人口比として考えると100倍のマーケットがありますが、
中国は、貧富の差が大きいので、実際のところ、マーケットとして考えられるのがせいぜい2億とかその程度かもしれないです。それでも、日本の2~3倍のマーケットがあると思われる。


台湾人は親日的だというけれど、、、、
どのくらい親日かというと、去年の大震災で200億円近い寄付をしてくれた。
これを2,300万人ということを考えると、1人あたり1,000円近い寄付をしてくれたことになる。
日本人でも1,000円以上寄付した人がどれだけいただろうか。


 
 ただ、政治という部分で考えると、台湾のトップである馬総統は、中国出身ということもあり比較的中国より。
そして、反日。
尖閣を台湾領だと主張したりとか、比較的反日。
馬総統の支持率が低迷していることもあり、馬総統は日本よりの 政策を行なっているという話もあるけどね。
経済的な話でいうと、台湾が中国との結びつきがないと立ちいかないので、当然といえば当然の話。


 台湾のすごいところは、前任の駐日大使は日本語のネイティブだったらしい。
現在の駐日大使は日本語が話せないらしいけど。
当然、駐日大使は馬総統が選んでいるので、そこら辺にも彼の日本への対応が見えてくる。
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