和菓子屋初心者、海外に挑戦中

生粋のIT屋さんが、中国で働くお話です。 しかも、IT屋さんから和菓子屋さんへのジョブチェンジもしてしまったから、さぁ大変。日々の奮闘をまとめていきます。 ブログについてのお問い合わせは、こちらまで。 https://www.facebook.com/katsuya.ishii

2013年01月

恩師に教わったこと

あまり良い関係がが築けなかったが、大学院時代の恩師に教わったことというのが、今ならよくわかる。

大学院時代、指導教授に、オススメの本や論文を聞きに行ったことがある。
その時、恩師はとにかく乱読しろという答えをくれた。


今になって考えると、恩師は僕に彼のフィルターにおいて良い本と悪い本を教えることで、僕のフィルターが偏向してしまうことを恐れていたのだと思う。恩師は、ぶっきらぼうな人だったが非常に頭の良い人だった。

当時は、論文を書くということしか頭になかったので、恩師の教えは非常に腹立たしかった。論文を描き上げるまでの最短距離が走りたかった。


昨日、中国に住む大学生の起業家とあった。
まだ20代もはじまったばかり、起業を焦らなくてもと思った。

若さなりの勇気、そして無知。非常にまぶしく、僕の目には映った。



彼はインターネットで起業を考えているということだった。
僕も起業家の友人はたくさんおり、またネット系上場起業の顧問を打診されるなど、比較的その分野については知見が抱負なので、彼にアドバイスを送った。


まずは、ファンドが主催する起業家の勉強会などに参加し、業界の動向を調べたらいいんじゃないかとアドバイスを送った。彼は、その言葉が面白くなかったらしい。



自分も同じ年の頃、最短距離を突っ走りたかった。
でも、31才になって、自分が指導教官と同じ立場にたつと、まずは自分の興味がある分野をしっかり探すことの重要性を教えてあげたかった。


 僕自身、まだまだ和菓子のこともやりたいし、インターネットのこともしたい。
でも、やりたくないこと、苦手なこともたくさん経験した結果が、今の僕を作っている。

まだまだ新しいことにトライし、無駄に壁にぶつかって、無駄に挫折して、人生経験を積み重ねていきたいと思っている。それが僕の人生だ。



今は、指導教授に非常に感謝をしている。ありがとうございました。
 彼にこの考えを理解してもらえるかはわからないが、、、、

自分自身を考える。

僕自身は、ユニークな存在だと思っていた。



最近、中国事業をしている仲間とお酒を飲む
その仲間に、僕の前職の先輩を紹介した時のこと。


その仲間から、僕の考え方は、前職の先輩によく似ていると言われた。
自分自身、そんな気持ちはまったくなかった。


僕は僕。
誰にも似ていない自分であると思っていた。
残念ながら、僕は先輩似らしい。


非常にうれしく思う反面、ちょっとがっかりしたのも本心。



僕の人生は挫折の連続だった。
入社1年目。当時、営業マンだった僕は、絶対勝てない存在に出会う。
先輩は1社目の会社で営業マンとして入社3年目で1,500万の給料を得ていた。
コミュニケーション能力が突出している怪物だった。
僕は営業をしても、No.1になれないと通関した営業マン時代だった。


その後出会った上司。
彼は、その後、別の会社のマーケティングの責任者に転身し、上場会社の役員をしているが、
非常に頭の回転が早かった。頭の回転では、彼には絶対勝てないと思った。
物事を見通す力が、ずば抜けて早かった。きっと将棋をしても、日本のトップに立てるんじゃないかと思った。


マーケティングの担当として気がついたこと。
それは、ユニークであることは強みであること。

しかし、ある程度、発想のバックグラウンドに共通項がないと話が噛み合わず、
一緒にプロジェクトを進めても苦労する。
金融屋さんたちと仕事をした時などは、結構話が噛み合わずに苦労した。
結果、1人で背負い込んで仕事をしたことを思い出した。


きっと、今までの人たちとの仕事の全てが、自分に影響を与えてくれているんだろうなと思った。
だから、先輩と僕の考え方が似ていると言われたのではないかと思う。

これから会う人達は、僕にどんな影響を与えてくれるんだろうか。
今から、とっても楽しみ。


中国人社会に溶け込む方法

だいぶ前のエントリーになるが、中国デビューをしようというエントリーを書いた。
中国で成功するには、中国人成功者の友達を作ろうというエントリーを書いた。
中国デビューをしなくては!!!



昨日、先輩から面白い話を聞いた。
日本人の方で、超富裕層限定のサービスを展開されているらしい。
年会費300万円で、某サービスが使いたい放題という内容。


そんなサービスをしていたら、中国の大手の金融系の会社と提携することになったというお話らしい。やはり、中国で目立ったことをすると、面白い話が舞い込んでくるんではないかと思った。


1,接触してもらいたくなるような事業を展開すること。
2,接点を作ったら、一緒に飲みに行き、個人的な関係性を作ること。
3,日本に帰国する際は、お土産をめちゃくちゃ買っていくこと。


この3点が重要らしい。日本の企業は、基本的には3年のローテーションで異動をするので、個人的な関係がきちんと築けないという問題があるらしい。


その為、日本企業と中国企業の間に、ブローカーという人種が介在することになるらしい。日本でブローカーというと非常に怪しいイメージだが、中国だと必要な存在ということらしい。


サラリーマンとしては行きたくもない国に何年も縛り付けられるのは厳しいが、日本もさらに不況が深刻化していけば、片道切符を渡してくる企業が増えてくるのではないかと思っている。

そうならないと、海外で日本企業が復活するのは厳しいのではないかと思ってきた。

文化の違い

台湾系ドリンクを飲んでいて、面白いことに気がついた。

台湾系ドリンクは、基本、味を持っていない。
何を言いたいかといえば、抹茶ラテに小豆を入れれば、甘くなる。
生クリーム入れても、ソフトクリーム入れても甘くなる。


しかし、台湾系ドリンクでタピオカを入れても味は変わらない。
豆もコンニャクも味を持っていない。

例外は、双方に共通するが白玉くらいだろうか。




もしかしたら、これは文化の違いに立脚するものではないかと考えた。


たとえば、海外にある日本人街は減少傾向にある。
アメリカでいえば、ロサンゼルス、ハワイ、ニューヨーク。
形として残っているのは、ロスくらいだが、かなり中国人や韓国人に侵食されている。


横浜中華街をはじめ、神戸や長崎などには中華街がある。
最近では、上野のアメ横にも中華食材屋さんが増えた。
これら中華街は減るどころか増えている。


日本人は融合していくのが好きだが、中国人は別個のものとして独立して存在するのが好きなのかもしれない。

どちらが良いか悪いかという話ではなく、文化の違いとして料理もそのようになっているんではないだろうか。






デバック!デバック!デバック

さて、和菓子屋としての書き込みがほとんど無いことに気が付きました。


実は、今、3月に上海の中心地で和菓子屋をオープンする準備をしている。
その為の競合調査をしている。

たとえば、ハッピーレモングループ。中国でも最大規模の飲食チェーン。
基幹事業は、台湾系ドリンク屋ハッピーレモン
中国で急成長するハッピーレモングループは、キャラクターを武器に差別化を測った。
日本の不二家を参考にしたのではないだろうか。
次代の社長の林さんは、日本の大学を卒業している。


かわいいを世界に
僕の大学の同級生が、世界で200万DLのカメラサービスを展開しているが、そのような標語で世界に挑戦中だったことを思い出す。


 中国での展開は、デバック能力が生命線だ。
 常に新しい商品を生み出し、改良に改良に改良を重ねる。


きっと、昔の日本人が得意だった分野。戦後のマネシタ電器=松下電器。
まずは成功している会社の商品を参考にスタートし、改良を重ね独自路線に進んでいく。


僕はインターネット屋。
デバックを重ねて商品を良化させるのは得意分野だ。
 

「かわいいを世界に!」
「和菓子を世界に!」

81年生まれの中央大学のOB.上海で頑張ります。
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